屋根葺き替え工事
屋根葺き替え工事
これまでの屋根を解体・撤去し、新しい屋根に葺き替える工事です。
屋根材を取り外しますので、その下の防水紙や野地板といった手の入れにくい部分も同時にメンテナンスや補修を行うことができます。
屋根の葺き替えというと老朽化した屋根というイメージがありますが、最近では耐震対策としての軽い屋根へ葺き替えるお客様もいらっしゃいます。
ライヴホームではお客様の事情や好みに応じて様々な葺き替え工事を行っております。
◎地震の時でも揺れが少ない
◎強風や突風でも瓦などが飛散しない
そんな屋根に興味はございませんか?
地震時の揺れの大きさを決めるのは震度やマグニチュードだけではありません。
家屋の重心の位置にも大きく左右されるのです。屋根が重いと重心がどうしても高くなってしまうため、不安定さが増します。
そのため、大きく揺れてしまうのです。
一般的な広さの家屋(100㎡、30坪の場合)で瓦屋根の場合、その重さは約6tにも達します。実に軽自動車(約800kg)7~8台分に相当する重さです。
同じ広さであっても金属屋根に葺き替えた場合、重さは10分の1、約600㎏まで激減します。軽自動車1台分未満になってしまうのです。重心の位置もかなり下がります。
実際の揺れでは建物の上の方にになればなるほど遠心力が大きくなり、重さの数倍以上の力が加わることになります。はたらく遠心力が同じでも、軽ければ軽いほど建物に加わる力は少なくなるのです。
つまり・・・
屋根の軽さは耐震性に直結し、減震が期待できる!!
また、金属屋根は瓦と違い、一枚一枚を屋根に積むわけではないので、地震時に落下する危険性もありません。強風で飛ばされる心配もありません。
最近のものは、消音性・遮熱性・断熱性に優れているので、昔の金属屋根のように、雨音が気になったり、夏やたら暑い…なんてこともありません。
もちろん、金属屋根以外にも軽い屋根材がございます。どうぞ、お気軽にご相談下さい。
まずは既存の瓦を撤去します(左写真)。取り外した瓦はしっかりと管理し、整理しておきます。屋根の上は傾斜でどうしても不安定ですので、すべり落ちる可能性があるからです。高所からの落下物は些細な物でも事故に繋がりかねません。それが瓦の様に重量があるものであれば、尚更注意が必要になるのです。
瓦の下には防水紙が敷いてあります。そちらを全て撤去します。長年蓄積された埃やゴミの他に、瓦設置に使用された土などが出てきますので、清掃しながら防水紙を取り外していきます。
屋根の強度を上げるために、既存の野地板の上に新しい野地板を増し張りします。固定用の釘やビスは垂木(たるき)といわれる屋根の骨組みに留めていきます。
野地板の上に防水紙を敷き詰めていきます。手順としては軒先から棟に向かって敷いていきます。この様な手順で行うことで、仮に雨が瓦の下に入り込んでも屋内には浸入しないのです。
葺き替えに使用する屋根材はガルバリウム鋼板からできています。
ここまで来ると、屋根葺き替え工事も終盤となります。貫板を棟部分に設置し、その上に棟板金を被せます。棟は雨水が浸入しやすい箇所なので、しっかりと施工をしないと雨漏りを引き起こす原因になります。
瓦屋根から金属屋根に葺き替え完了です。色褪せが殆どなく、定期的な塗装も不要なのでランニングコストがかかりません。また、地震対策にもなります。